チップ抵抗にクレーター

♪抵抗が危ないーでーじ超ヤバイィー

 

ある日、ユーザーより電話。使っていたら突然信号を受け付けなくなった。

急いで直してくれ。あんまり使ってないのにどういうことだと。

で、実際に使っていた人が機材を持ってきて、話を聞くと同じ機械を二台使ってて、その信号線をつないだときに壊れたと。

基板をじっくり見ると、左側の101の0のところにクレータができています。

いかにもドーンと一気に電流流れたような壊れ方。

ちなみに表面のコーティングはガラスです。ガラスが溶ける温度って言うことですね。

かわいそうな抵抗は、半断線(時々復活する)の厄介な状態でした。見て判ってよかった。

おーい、なにつないだぁ～。静電気？だったら人死んでるよー。

あと、あんまり使っていないのに、砂&煤がたっぷり。インチキオヤジー！

で、この現場私行った事があるのですが、溶接中の鉄骨やら碍子やら、数十KV,KVAな機械が並んでる所で、ひ弱な電子機器的には地獄絵図ではあります。

で、被害にあった100オームの先のある、電源とGNDにつながっている保護ダイオード(一枚目写真下。定格1Aです。)は無事で、この抵抗以外は壊れていませんでした。

ダイオード、よくがんばった。

ヒューズというと、動作がトロいイメージがあるのですが、今回みたいなケースでは有効かも。

ヒューズ抵抗検討してみようっと。