架線 [つれづれ]
これはなんですか。はい、架線です。
いつも拝見させていただいている匝さんのblogで”鉄道架線の吊るし方 ”と言う記事がありました。
お、これ、うちにあるぞ、とごそごそ探してきました。
あ、架線てなんだ?ですよね。電車の上に張ってあって、電車のパンタグラフに擦られている電線です。正しくは、架空電車線と言うそうです。
電車を動かす電力を供給しています。線路に対して直流1500Vとなっています。
これがパンタグラフが擦っている面です。ざらざらですね。スイッチ、コネクタなどの電気接点とは別世界です。運転席にかぶりつきで見ていたときの記憶だと(今はやってない.....で..す...。)600Aとか流れているんですよね。
これが架線を掴んでいるクリップ。くさび状になっていて、本当は右下から左上に差し込まれて右下の面が面一になります。
そうすると、跳ね上がっている部分の半円状の凹みが本体の凸にはまり、抜けなくなります。
こういう形でくわえ込んでいます。本体側の凸部が見えますね。
架線の太さは、男性の親指くらいです。
寿命が尽きて交換したものなので、下が磨り減ってかまぼこ状になっています。
こちらは新品。まだ下のほうが丸いですね。
本当は赤い帯の変わりにステンレスの帯で、この上に張られている鋼線からつるされています。
ニュースなとで”XX付近で、倒木のため架線が切れ、上下線とも不通”などと言われますが、現物は”切れる”なんてものではありません。とても硬いものです。
硬さをお伝えするのは難しいのですが、手で曲がるものではありませんし、凶器にもなり得るでしょう。
動画の音で伝わるとよいのですが...。
まめちしき1
ニュースなどでは”かせん”と読んでいますが、現場では”がせん”と言うそうです。
送電線の世界でも”がせん”、”がくうせん”と言うそうです。
まめちしき2
架線張りなどをして、銅粉まみれな状態でタバコを吸うと、口の中に甘い味が広がるそうです。
ミラクルフルーツみたいなものでしょうか。
今日はハトも寒そうでした。
こんにちは。
架線とクリップについて、とてもわかりやすいです。
銅線というより銅棒ですね。
クリップは会社によって違うのでしょうか?タモリ倶楽部でちらっと見えた京急のクリップと小田急のクリップ、そしてdoggieさんのクリップは形状が違うようです。つまみ方にも会社のこだわりがあるんでしょうかね。
RSの時計、匝の会社にも届きました。横からみると板チョコみたいです。
by 匝 (2007-12-23 14:51)
匝さまこんばんは
架線が話題に上るなんて.とうれしくなって記事にしました。
鉄分は少しなのですが、父が国鉄->JR職員でして、レールの輪切りなんかもどこかに転がっています。ですので、これは国鉄のクリップです。
休日出勤の行きがけに見た東急は、針金がひょろんと付いているタイプでした。
僕も最初にこれを見たときは信じられませんでした。硬銅線あまりの硬さに。でも時速100キロで摺られるのですから当然と言えば当然ですね。
新幹線とかはどうなっているのでしょう。
ちょっと鉄道博物館に行ってみたいなと思い始めました...。
by doggie (2007-12-23 22:49)