uPC3237 [電子工作]
トランジスタ技術2008年11月号に出ていたローノイズアンプICです。
この手のICではなかなか見ないNF1.5と言うすばらしい性能をもったICで、ほしいなぁと思っていたのですが、Digikeyにしかなくて、Digikeyだと送料が....で諦めていたのですが、Chip1Stopで検索したら見事ヒット。
10個まとめて買えば、289円と、まあ納得いく値段。で発注しました。
実装する基板は自作しようかと思ったのですが、両面基板は全くお手軽ではないので、先日のコスモウェーブさんのLNA2747基板を利用しました。ピンの配置が一緒なんですね。
ちょっと迂闊だったのは、ピン配置は同じでもピンのピッチが違うことを見逃していたことで(一枚目の写真上の方がオリジナルのサイズ)斜めになっているパターンをカッターで削る必要がありました。
でもって外観。中身の写真取り忘れました。雰囲気はこんな感じです。
コネクタはSMAをつけました。
ワイドバンドレシーバで、ある周波数を受信した写真。
Sメータが振り切っています。普段は3くらいです。
青がアンテナのみ、黄色がアンプを通したとき。
13.5dB X 2連分は利得があるようです。
NFモードでの測定。これも1.5前後でスペック通り。
おまけ
これはアナログテレビ放送の帯域(VHF-Highバンド)
こっちは地デジの帯域。スペクトルが矩形。波形の切れ目がチャンネルの区切り。
うねってるのはアンテナのせいでしょうか。
100MHz以上の帯域でフラットなアンテナはむずかしいですね。
一連の測定で使用しているスペクトラムアナライザはGigaStさんの製品です。
簡易的なものではありますが、あるとないとでは、大違いです。
EMC試験で、事前にあたりをつけるのに大活躍です。
UPC3237TKを使ったプリアンプの製作でやっと見つけた記事です。
わたしもこの低ノイズICを使ったアンプ(トラ技でみました)を作りたくて、取り寄せましたが、その小ささにびっくりでとてもわたしに手に負えるものではありません。結局、秋月のキットの製作代行されている方にお願いしたのですが、その方もギブアップでした。諦めきれずに検索してこのブログにたどりつきました。電池駆動の低ノイズアンプをぜひとも作りたいのですがご協力いただけないでしょうか。初対面の方にぶしつけなお願いで大変恐縮ですがよろしくお願いいたします。
by baba (2008-11-24 08:28)
babaさまこんばんは
このIC,とても魅力的ですよね。
私も検索しても作例が見つからず重い腰を上げた次第です。
この記事を書いた後にもう一台作ろうと思ってはんだ付けしたのですが、GNDがしっかりした基板ゆえ半田が溶けにくく、こてで触っているうちに足がもげたりして4個壊したところで止めました。
というような按配なので、お受けできるような状態ではありません。
裏返せば露出する金属部分が増えるので、少しは楽になるとは思うのですが...ICでは一般的な0.5mmピッチに近いので...。
by doggie (2008-11-25 01:59)
了解です。
残念ですが、LNA2747基板の応用が利くことや、アンプキットが売られていることを知り得ただけでも十分です。ダメもとで3237にも挑戦しようかと考えています。安いですしね。制作上でなにか参考になるようなことがあったら教えてください。
ところで、doggieさんって、どこかで聞いたお名前だな~...っと思っていたのですが、青山さんのGigaStにリンクされていましたね。
by baba (2008-11-25 08:31)
babaさまこんばんは
ご期待に沿えず申し訳ありません。
このデバイス、半田が乗りにくいので、予備半田した方がいい感じです。
トラ技のカッター切り出し基板、力作ですね。
そう、GigaStさんにリンクしていただいています。
内容薄くて恐縮なのですが...。
by doggie (2008-11-29 00:22)